鬼姫

2006年7月24日
逮夜 斎灯たき祭文読む鳥

夕星を手挟みて俯瞰す美し姫は 
其の双眸をもて差す手とし舞々神楽

兆しは八逆

金銀の香炉より
けぶり けぶりにし人
ほろほろと落ちみだるる木の葉のやうに

あな 煌ら 剰え たゆたふ御灯明よ
あな 煌ら 現れは たゆたふ身 明かし夜

鳴りや 黄泉路へと 憂き夜嘆ひても
果てし狭霧を 嗚呼 厭ひ 浮世嘆ひても

事切れぬ 業火は 無二芳香
叶わぬなら 我が鬼を生りこぼさん

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

この日記について

日記内を検索